ダニは普段、布団やカーペット、ソファに多く生息しているイメージがありますよね。
しかし、実はフローリングにもダニ対策が必要なことを知っていましたか?
そこでこの記事では、フローリングにダニ対策が必要な理由や、具体的なダニ対策の方法を解説します。
また、家の中のさまざまな場所のダニ対策や掃除方法についてもまとめていますので、日常のダニ対策方法について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
フローリングにダニ対策が必要な理由はハウスダストが舞い上がるから
フローリングには、ダニが隠れる場所がないため繁殖しにくく、生きたダニがいたとしても少ないという特徴があります。
しかし、フローリングにはソファやカーペットから舞い上がったダニの死骸やフンなどのハウスダストが蓄積しています。
ダニの死骸やフンはアレルギー性疾患を引き起こす原因となるため、毎日掃除することが大切です。
フローリングで特に注意が必要な場所
フローリングにはハウスダストが溜まりやすいですが、部屋の四隅、ラグやカーペット、そしてソファなど「布製品がある場所」には注意が必要です。
部屋の四隅はハウスダストが溜まりやすく、布製品にはダニが生息しやすいため、その周辺にダニのフンや死骸、ホコリなどのハウスダストが舞い上がってしまいます。
フローリングのダニ対策をしないとどうなる?
フローリングのダニ対策をせずに放置していると、実際にどのような被害が起きるのでしょうか?ここでは、そのリスクについて解説します。
ダニのフンや死骸がアレルギーの原因に
アレルギー性疾患の原因は、生きているダニではなく、ダニの死骸やフンです。
フローリングでダニが大繁殖することは非常に少ないですが、他の部屋や布製品から舞ってきたダニの死骸やフンが、アレルギー性疾患の原因となってしまいます。
特に、子どものいる家庭では、子どもがハウスダストを吸うことでアレルギーを発症するケースもよくあります。
そのため、フローリングはこまめに掃除をする必要があります。
フローリングのダニ対策
それでは、フローリングでダニを増やさないようにするためには、具体的にどのような対策を実践すれば良いのでしょうか?
ここでは、フローリングでダニを増やさないための掃除方法について見ていきましょう。
掃除機をかけた後に水拭きをする
まずは、フローリングに落ちているハウスダストを除去するために、掃除機をかけてください。
この時、掃除機によってハウスダストが舞うため、必ず事前に窓を開けて換気をしましょう。
その後は、しっかりと水気を取った雑巾で床を拭きます。フローリングに湿気が溜まらないよう、必ず固く絞った雑巾を使ってください。
場所別のダニ対策
続いて、押入れやタンス、カーペットや畳のダニ対策について解説します。
押入れ・タンス・クローゼット
押入れやクローゼットは高温多湿になりやすいため、ダニの絶好の繁殖場所となってしまいます。そのため、以下で紹介する方法をぜひ実践してみてください。
掃除機をかける
掃除を始める時は、押入れやクローゼットの扉を開けて、しばらく換気をするようにしてください。
その後、掃除機をかける時は、それぞれの収納スペースに入っているものを全て出しましょう。
荷物を取り出すことで、ダニの死骸やフン、ハウスダストを除去できるため、これだけでもダニが繁殖しづらくなります。
掃除機をかけた後は、フローリング同様に固く絞った雑巾でよく拭いた後、換気により水分が残らないよう、しばらく乾燥させてください。
洗濯をする
押入れやタンス、あるいはクローゼットの中で、長く保管していた衣類には生きたダニが侵入し、そのダニの死骸やフンで汚れている可能性があります。
そんな時は、洗濯をするのがおすすめです。
そして、洗濯をした後は必ず完全に乾燥させた状態で元に戻すようにしてください。少しでも湿気がある状態でしまうと、収納スペースの中に湿気が溜まり、逆効果となってしまいます。
天日干しをする
押入れなどに収納していた布団などの寝具は、一度天日干しし、掃除機をかけした後に使用しましょう。
反対に、押入れなどに布団をしまう時には、すのこなどを使って風通しをよくすることがポイントです。
さらに、乾燥剤や除湿剤を設置して湿度管理をするなど、ちょっとした工夫で、ダニが繁殖しづらい環境を保てます。
カーペット・絨毯
カーペットや絨毯は長時間過ごす場所のため、ダニのエサとなるフケやアカ以外に、食べかすが落ちている場合もあります。
掃除機をかける
カーペットや絨毯は、掃除機でダニのエサを除去することが大切です。
ただし、カーペットや絨毯はフローリングに比べて掃除機でダニの死骸やフンを吸い取りにくいため、ゆっくりと時間をかけて掃除機をかけてください。
パイル目に逆らいながら、ゆっくりと時間をかけてかけるのがコツです。1畳あたり、1分以上の時間をかけて、ゆっくりと吸い込みましょう。
カーペットを敷かないのも対策の一つ
カーペットや絨毯のダニ対策として、普段動かすことのない家具の下にはカーペットを敷かないという手もあります。
家具が動かせないと、その下に敷いてあるカーペットの掃除がしにくいため、場合によってはダニが増えてしまいます。
そのため、カーペットや絨毯の上に置くものは、動かしやすいものにするのが理想です。
また、カーペットを敷く場合は、取り外しがしやすいタイル型のものを選ぶと水洗い・乾燥がしやすいです。
畳
畳はダニが潜りやすく湿気もこもりやすいため、ダニが繁殖しやすいです。ここでは、畳のダニ対策になる掃除方法を紹介します。
掃除機をかけた後に水拭きをする
まずは掃除機をかけて、ダニの死骸やフンを除去しましょう。畳の目にそいながらゆっくりと掃除機をかけることで、より除去しやすくなります。
掃除機をかけたら、必要に応じてきつく絞った布で水拭きをしてください。その後は換気し、畳の表面を完全に乾燥させましょう。
また、可能であれば、乾燥状態を維持するために、畳の下に除湿剤を散布しておくと効果的です。
なお、畳の上にカーペットなどを敷いてしまうと内部に湿気がこもった状態になり、ダニが繁殖しやすくなります。ダニ対策のためにも、できるだけ畳の上には敷物を敷かないようにしましょう。
靴や鞄、カーテンなどのダニ対策
ここからは、布団やソファ、ぬいぐるみなど、アイテム別のダニ対策について紹介します。特に布団やソファは、毎日使うものなので、ぜひ参考にしてください。
布団
布団は、定期的に天日干しをしましょう。天日干しで布団を乾燥させることで、ダニが嫌がる環境を作ることができます。
天日干しをしたら、必ず掃除機をかけて残ったダニの死骸やフン、人のフケやアカを除去します。
ただし、注意点として、天日干しはあくまでも「ダニが生息しづらい環境を作る」ものであってダニを退治できるものではありません。
生きたダニを退治するには、50℃以上の高温が出るコインランドリーなどを利用する必要があります。
このため、ダニの死骸やフンの除去にくわえて、退治を目的とする場合は、布団クリーニングが有効です。
布団クリーニングであれば、布団全体をきれいに洗い、高温で中までしっかり乾燥させられます。
ソファ
もし、動かせるソファを使っている場合は、布団同様に天日干しをして、ダニが嫌いな環境を作りましょう。
天日干しをしたら掃除機をかけて、ダニのエサとなるフケや髪の毛を除去します。
布製のソファを使っている場合は、特にダニが繁殖しやすいため、入念に掃除機をかけてください。
革製の場合は、表面と隙間をよく掃除機がけをして、水拭きできる場合は水拭きをし、乾拭きなどでしっかり乾燥させましょう。
ただし、天日干しにより変色の可能性がある素材(皮革など)は、天日干しを避けてください。
靴(ブーツ)
ダニは部屋の中だけではなく、靴やブーツの中でも繁殖します。夏場は特に、靴の内部も高温多湿になるため、ダニが好む環境になってしまいます。
対策方法は、まず汚れやホコリをしっかり落とし、風通しが良い日陰で乾燥させることです。
保管する場合は、除湿剤入りのブーツキーパーを使うと、さらに効果的です。
鞄
対策方法は靴と同じで、鞄の中にある汚れやホコリを除去したら、風通しの良い日陰で乾燥させます。
鞄を使わない時は、除湿剤を使うと良いです。
ぬいぐるみ
ぬいぐるみのダニ対策は、靴や鞄とは方法が少し異なります。
対策方法にはいくつかありますが、効果的なものは以下のとおりです。
- 60℃以上のお湯につける
- スチームアイロンを使う
- 自宅またはコインランドリーの乾燥機を使う
- 専門のクリーニングを利用する
中には、乾燥機を使えないぬいぐるみや、素材によっては痛んでしまうものもあるため、家庭でできそうなものから実践してみてください。
関連記事:ぬいぐるみのダニ対策!生きたダニを退治し、愛する子どもをダニから守ろう
カーテン
面倒でも年に2回ほど洗濯をして、天日干しをすると良いです。
ただし、洗濯できない素材もあるため、不安な場合はクリーニングに出すことをおすすめします。
家の中のダニを減らすにはダニを退治することが大切
ここまで、ダニ対策の方法を紹介しましたが、掃除機や天日干しでは「ダニが嫌う環境を作る」ことができても「生きているダニを退治する」ことは難しいです。
ダニ刺されやダニアレルギーなどのダニ被害を防ぐためには、すでに家の中にいるダニを退治することが大切なのてす。
ここでは、「生きているダニ」を手軽に退治できる、ダニ対策アイテムを紹介します。
ダニ退治には「ダニ捕りロボ」がおすすめ
手軽にダニ対策するなら、日革研究所の「ダニ捕りロボ」がおすすめです。ダニ捕りロボは、独自に開発した「ダニ乾燥捕獲技術」によって、生きているダニを確実に退治できます。
商品の内部には、ダニが好む誘引剤が仕掛けられており、布団やカーペットの奥に潜りこんだダニをおびき寄せられます。
商品内部におびき寄せられたダニは、誘引剤に含まれた吸湿性セラミックがダニの体に付着し、ダニの体の水分を奪うことで退治できます。
そんなダニ捕りロボは、ダニが気になる場所に置いておくだけ、という手軽さです。フローリングや畳など、この記事で取り上げたほとんどの場所で、生きたダニ対策として使用できます。
一定期間が経過したらゴミ箱に捨てるだけなので、ダニが外に出ることもなく、手軽に確実に処理できます。
また、ダニ捕りロボは天然由来成分で作られているので、子どもやペットがいても、安心・安全に使うことができます。
今すぐ手軽にダニ対策をしたい方は、一度ダニ捕りロボを試してみてはいかがでしょうか?