「起きたら体がかゆい」などの症状に悩まされている方は、もしかすると布団に潜むダニのせいかもしれません。
布団はダニが好む環境が整っているので、何の対策もしないとかなりのダニが繁殖している可能性があります。
「布団にはそもそもどんなダニが潜んでいるの?」「画像があるなら見てみたい」そのように考えている方のために、この記事では布団に潜むダニの種類やダニによるアレルギーについて詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、布団にダニが増える原因について知り、正しいダニ対策をすることができますよ。自分だけではなく子どもをダニから守るためにも、ダニについて詳しく知っておきましょう。
目次
【画像あり】布団に潜むダニの種類
種類 | チリダニ(ヒョウヒダニ) | ツメダニ | コナダニ | ニクダニ | イエダニ |
---|---|---|---|---|---|
エサ | 人間のフケやアカ・食べかす・ハウスダスト | 他のダニ・昆虫 | さまざまな食品・穀物 | 食品類・穀物 | 血液 |
被害 | 通年性アレルギー疾患、ツメダニの発生を促す | 刺してかゆみをもたらす | 食品や穀物の汚染、ツメダニの発生を促す | 食品や穀物の汚染、ツメダニの発生を促す | 吸血 |
発生場所 | ベッド・布団など | 畳・カーペット・布団など | 畳・わら、穀物貯蔵庫など | 穀物貯蔵庫など | ネズミやその巣 |
上記の表のように、家屋内に発生するダニは1種類ではありません。そのため、自分の生活圏に潜んでいるのはどのようなダニか、何をエサにしているのかなどを詳しく知っておく必要があります。
家屋内にいるダニは、布団やまくら、カーペットなどの布類に生息していることがほとんどです。
ダニの種類と特徴を詳しく知っておくことで、正しい対策を立てることができるため、ぜひ理解しておきましょう。 まずは家屋内にいるダニについて、ひとつずつ解説していきます。
チリダニ(ヒョウヒダニ)
ヒョウヒダニと呼ばれるダニは、チリダニ科のダニです。
日本の家屋内に発生するのは主に2種類で「コナヒョウヒダニ」と「ヤケヒョウヒダニ」です。
ヒョウヒダニの糞や死骸はアレル物資であり、季節を問わずアレルギー症状が現れる通年性アレルギー疾患の原因ともなります。
ツメダニ
ツメダニは、他のダニや昆虫をエサとするダニです。
そのため、ヒョウヒダニなどが大量発生した場合に、併せてツメダニも発生することがあります。
メスとオスでは多少形状が違いますが、どちらも人を刺し、かゆみをもたらします。
コナダニ
コナダニは、ツメダニのように人を刺すことはありません。
ただし、食品などについてきて家屋内に入ってくると、旺盛な繁殖力ですぐに数を増やします。
増えてもコナダニそのものが脅威になるわけではありませんが、コナダニを捕食するツメダニにも発生・繁殖し、ツメダニによる被害が出ます。
また、日本では畳やわらの周辺で繁殖しやすいため、和室での被害が多いダニです。
ニクダニ
ニクダニは、穀物貯蔵庫などで見られるダニです。
低温の中では活動できないダニ類が多い中で、ニクダニは高湿度であれば冬でも活動できるため、寒い地方でも安心はできません。
食品類などを食い荒らすダニですが、カビなども好むため、家屋内に発生することもあります。 ただし、コナダニと同じで人を刺すことはありません。
イエダニ
哺乳類の血液をエサとする、吸血性のダニがイエダニです。
特にネズミに寄生している場合が多く、ネズミの巣で発生することがあります。
暗い場所を好むため、夜間に吸血することが多いです。
宿主のネズミが死んだ場合やネズミの巣で大量発生した場合に移動することがあり、家屋内で発生すれば人も吸血対象となります。
これってダニ刺され?症状の特徴
「ダニ刺されかもしれない」そう思ってもかゆみの原因が、ダニ刺されかどうか特定することは困難です。
なぜなら、ほかの虫に刺された場合と痕に大きな違いがなく、原因であるダニ自身を目にしにくいからです。
ただし、症状などからダニ刺されと推測することはできます。 ダニ刺されの場合は、刺されてからすぐにかゆみが発生するわけではありません。
ツメダニの症状を例にすると、数時間から1日程度してからかゆみが発生し、猛烈にかゆくなります。さらに、かゆみは1週間から10日程度長引く点も特徴です。
また、かゆみが収まった後も刺された痕が長く残ってしまうことが多いです。 こういった症状に当てはまるようなら、ダニ刺されと考えられるため、適切な対策を行いましょう。
ダニに刺されやすい体の部位
ダニは基本的に、人間の体全身のどこでも刺しますが、特に刺されやすい部位があります。
具体的にダニに刺されやすい部位は、皮膚の柔らかいところです。
例えば、二の腕からわき腹にかけて、太ももの内側などが挙げられます。
また、おなかも皮膚が薄いため注意が必要です。ダニが刺す部位の特徴として、衣服に覆われている部分が多いというものがあり、露出していないからといって安心はできません。
まったく肌を露出していないのに刺された痕があり、ひどいかゆみに襲われているという場合は、ダニ刺されである可能性が高いです。
ダニ刺されと虫刺されの違い
ダニ刺されとその他の虫刺されには、どのような違いがあるのかを知っておくことも大切です。
ダニ刺されは、猛烈なかゆみに襲われ、かゆみも長引きますが刺されてすぐに症状が出ないため、いつ刺されたのかわからないことがほとんどです。
対して、蜂に刺されるとかゆみはありませんがひどい痛みを伴います。また蚊に刺された場合には、すぐには気づかないこともあります。
しかし、ダニと違ってすぐに強烈なかゆみに襲われ、早めにかゆみが収まる点が特長です。
このように、ダニに刺された場合と他の虫に刺された場合では症状などが違うため、症状からある程度推測することが可能です。
ダニによる感染症やアレルギーにも要注意
ダニによる症状には、かゆみや腫れを伴うものばかりではありません。
アレルギー症状を引き起こしたり、感染症を媒介したりする場合があるため、注意が必要です。
特に子どものアレルギーの多くはダニが原因と考えられているほど、ダニとアレルギーの関連性は深いです。
ここでは、ダニによるどのようなアレルギーや感染症の危険があるのかを詳しくみていきましょう。
アレルギーの症状
ダニが引き起こすアレルギーの症状は、アトピー性皮膚炎・気管支喘息・アレルギー性結膜炎・アレルギー性鼻炎などがあります。
その主な原因の一つがチリダニで、粉々になった死骸や糞を吸い込むことで起こります。
特に気管支喘息はダニの死骸や糞が細かくなった粒子を吸い込むことで起こり、空気の通り道である気管支が腫れてしまい、発作が起こります。
酷くなってしまうと呼吸困難も引き起こすような重症化にもつながるため、注意が必要です。
その他、アトピー性皮膚炎が原因での出血や、くしゃみ・鼻水・目の充血などのアレルギー症状が現れることがあります。
感染症の症状
ダニによる感染症には、どのようなものがあるのかを知っておくことも重要です。
特に「マダニ」の吸血が原因の感染症には気を付けなければなりません。
マダニは、蚊と同じく吸血時に唾液を分泌する性質があり、唾液の中には、感染症を引き起こすウィルスなどが含まれている場合があります。
感染症の原因が細菌であれば治療が可能ですが、ウィルスが原因であれば対処療法しか治療法がありません。
マダニが媒介する感染症の中には、致死率の高いSFTS感染症も含まれています。
その他、発熱や湿疹を伴う日本紅斑熱、発熱や頭痛・関節痛・筋肉痛を伴うダニ媒介脳炎、発熱や湿疹を伴うツツガムシ病などがあり、どの感染症も死亡例が確認されている病気です。
マダニを媒介とした感染症の多くは危険な感染症であるため注意が必要です。
布団にダニが潜む理由
布団になぜダニが潜むのかというと、それはダニにとって住みよく繁殖しやすい環境だからです。
実は布団にはダニが生活するために必須なエサがたくさんあります。
なぜ布団はダニにとって環境がよいのか、どのようなエサがあるのかなど、ダニが好む理由を一つずつ詳しく解説していきます。
ダニのエサが多いから
家屋内に発生するダニの多くは、チリダニ科のヒョウヒダニです。
このヒョウヒダニのエサは、人間のフケやアカ、食べこぼし、ハウスダストといったものであり、生活をしているとどうしても発生してしまうもの。特に布団などの寝具に付着するため、布団にはダニが多く発生します。
エサが多くて快適な環境があればダニの繁殖を促すため、布団や寝具の掃除を放っておくと、どんどん数を増やしていくでしょう。
たとえ数が増えたとしてもダニは小さすぎて、よほどでない限り見ることができないため気づかないうちに繁殖してしまいます。
また、チリダニは人を刺すわけではなく、吸血などの行為もないため、なおさら気づきにくいでしょう。繁殖しやすい環境下に置いておくとわずか数か月で何万匹と繁殖してしまうのが、ダニの恐ろしいところです。
チリダニが増えると、捕食者である他のダニの発生・繁殖につながります。そのため、寝具は常に清潔にするように心がける必要があります。
ダニが好む環境だから
布団の中はダニにとって心地よく、住みやすい環境となっています。一定の温度と湿度が保たれている家屋内は、ダニにとっても暮らしやすく繁殖しやすい環境といえるのです。
ダニが好む環境は暗くて狭いところ、さらに気温が25℃から30℃、湿度が70%Rh前後であればどんどん繁殖していきます。
特に初夏や秋口で加湿器を付けているときなどは、ダニにとって住みやすい環境となるでしょう。寒さにはあまり強くありませんが逆に高温多湿は、多くのダニが好む環境となります。
布団の中は、暗くて狭く、人の体温で適度に温められているため温度もほど良くなっています。 さらに、寝ている間には汗をかくため、ダニが必要とする高温多湿という条件を満たしているのです。
布団にダニが発生したときの対策方法
布団にダニが発生したときには、下記のようないくつかの対処法があります。
- 布団を高温乾燥させる
- 布団クリーニングを利用する
- ダニシートやスプレーを使う
ダニが発生しているのにそのまま放っておくと、どんどん繁殖していくためアレルギーになったり、ダニ刺されにあうリスクが高まります。
そのようなことにならないためにも、適切に対処することが大切です。どうすればダニの発生を抑えられるのか、退治できるのかなどを対策法ごとに一つずつ詳しく解説していきます。
布団を高温乾燥させる
ダニが布団に発生した際には、高温乾燥させるのが効果的です。
なぜなら、ダニは高温と乾燥に弱く、特に60℃以上の高温状態が数分続くことで、ダニを殺すことが可能だからです。
また、多湿を好む生き物で乾燥も苦手のため、高温かつ乾燥ができる洗濯乾燥機はダニ対策にはとても効果的といえます。
しかし、個人宅にある洗濯乾燥機ではサイズが小さすぎるため、乾燥できない可能性があります。このような場合は、コインランドリーや布団専用乾燥機などを活用して、60℃以上の高温で乾燥させてください。
この「60℃以上」という温度がとても大切で、60℃未満だとダニ退治の効果が大きく薄れてしまいます。
温度ごとのダニ退治実験を行った結果を見ると、60℃以上だと15分で完全に死滅させることができますが、50℃だと6時間程度必要なケースもあるのです。
また、ダニの死骸や糞がアレル物質であるため、乾燥後は布団に掃除機などをかけてアレル物質を吸い取ることをおすすめします。
布団クリーニングを利用する
家の近くに布団の高温乾燥ができる場所がない場合、なかなか気軽にダニ退治を行いにくいです。このようなときには、宅配クリーニングを利用するのも一つの手です
宅配クリーニングであれば、自宅にいながらダニ退治を行うことができます。また、ダニは、高温で乾燥させることによって死滅しますが、そのあとの死骸などが残っていると意味がありません。
このため、布団全体をきれいに洗い、高温で中までしっかり乾燥させることができる布団クリーニングは、ダニ対策として非常に有効です。
ちなみに天日干しでは、温度が上がりきらずダニが残る確率が高いため、ダニ退治目的としてはおすすめできません。
ダニシートやスプレーを使う
わざわざ乾燥機やクリーニングに持っていくのは面倒という人は、ダニシートやスプレーを使うという方法もあります。
ダニシートには2つの種類があり、商品を気になる場所に置くだけでダニを誘引し捕獲する効果を発揮します。
粘着タイプは、粘着素材で生きたままでダニを捕獲できます。ただし、ダニは体重が軽すぎるため、一部の粘着シートタイプはダニが引っ付かず歩き回っているという検証データも報告されています。
そのため、ダニシートの中でも「乾燥タイプ」がおすすめです。
乾燥タイプは、シートにダニを誘導し、商品の中に入っている成分でダニの水分を取り乾燥させて退治するものです。
ダニが商品内で退治できるため、ダニの死骸や糞などのアレルギー物質が外にもれることなく、安全に使用できます。
その他、自宅で簡単にダニ退治を行う手段としてダニスプレーでダニを死滅させる方法もあります。
ダニスプレーは片手でいろいろなところに吹きかけられるため、布団だけでなくカーペットや布製のソファーなどのダニも死滅させることも可能です。
ただし、死骸が残るのでスプレー後は必ずきれいに掃除するようにしてください。
日頃から布団のダニを予防する方法
布団のダニを予防する方法はいくつかあり、日頃から対策を行うことが大切です。しかし、一般的な予防法の中には間違っているものや効果の薄いものもあります。
ここでは、効果のある予防法について、実験結果を織り交ぜながら紹介していきます。正しい知識を身に付けて、効果的な予防法を実践していきましょう。
1.布団を洗濯する
日頃から布団のダニを予防するためには、布団をこまめに洗濯することが大切です。
なぜなら、布団の中にいるダニの多くは、チリダニ(ヒョウヒダニ)だからです。 チリダニ(ヒョウヒダニ)は、人間のフケやアカなどを栄養源としています。
つまり、エサが豊富にあるからこそ布団の中で繁殖ができ、チリダニ(ヒョウヒダニ)が増えることによってその死骸や糞も増えるため、アレルギーが引き起こされてしまうというわけです。
このような事態を防ぐには、まずダニが繁殖できる環境を整えないことが重要です。
湿度や温度の調整は難しいですが、ダニのエサとなる人間のフケやアカであれば、定期的に洗濯をすればきれいにできます。
清潔な布団ではエサが足りないため、ダニが繁殖することはできません。 布団そのものを毎回洗濯するのが難しいというときには、カバーをかけてカバーをこまめに取り換えるようにしましょう。
2.敷き布団をしきっぱなし、掛け布団をかけっぱなしにしない
敷き布団をしきっぱなし、掛け布団をかけっぱなしにしない、というのもダニ予防として有効です。
常に敷き布団を敷いたまま、掛け布団をかけたままではダニにとって最高の環境を提供しているようなものです。
そのため、敷き布団も掛け布団も毎日たたむようにしましょう。 また、毎日たたんで置いておくだけではなく、定期的に天日干しにするか、室内の窓際に室内干しにしておくだけでも、湿気を開放し、布団を乾燥させることができます。
ダニは乾燥した場所を嫌うため、布団に湿気がこもらないように注意することで、ダニの繁殖率を下げることができます。
3.寝室の換気をする
寝室の換気をする、というのもダニ予防としては有効です。
窓を開けるということは、こもった空気を入れ替えられるうえに、湿度も低くできるため、手軽に行える予防方法です。
寝室を締め切りにして、薄暗くしておくと、どうしてもダニが繁殖しやすい環境を整えてしまうことになります。
そのため、日に1度はカーテンを開けて部屋を明るくし、窓を開けて風を通すようにしましょう。
窓を開けるときは対角線上に2か所開けるようにしておくと風が通りやすく、より効果的です。
定期的に風を通して湿気がこもらないようにすることで、簡単にダニを予防できるため、ぜひ試してみてください。
4.布団を天日干しする
「布団を外で干すとお日様が消毒してくれるから安心」と聞いたことはないでしょうか。
太陽の光と熱で殺菌できるから、天日干しを行うことで布団のダニ退治が行えると思っている人も多くいます。
しかし、残念ながら天日干しをするだけでは、真夏のもっとも日差しがきつい時期でもダニを死滅させるほど、布団全体を高温にすることは難しいです。
しかし、ダニの予防をするという部分から見ると天日干しは有効です。 天日干しを定期的にすることで、溜まった湿気を開放し、乾燥させることができます。
ダニは明るくて乾燥しているところを嫌がるため、天日干しをしている間は近寄りません。 2日に1回や3日に1回など、定期的に天日干しをすることによって、ダニの繁殖を防げるでしょう。
天日干しを行うときには、 布団たたきなどでダニのエサとなる人間のフケやアカを取り除くようにしてください。
ただし、布団たたきを行う場合は、ダニのアレル物質を吸い込まないために、マスクをしてから行いましょう。
人間のフケやアカが布団に残っているとダニが繁殖してしまうので、掃除機などで吸い取るのもおすすめです。
天日干しに関する実験結果
天日干しによるダニの生存率について、実際に行った実験結果を見てみましょう。
「生きているダニ」は、天日干しによって死滅できるのかを、冬と夏の晴れた日に、それぞれ実際に布団の天日干しをして検証しました。
実験結果: 布団のダニ退治「天日干し」の効果を検証
まず冬の晴れた日の場合、布団の温度は表面が平均12℃、裏面が平均15℃とかなり低温のままだったため、90%以上のダニが死滅せずに生き残っていました 。
また、夏の晴れた日についても、布団の表面は43℃、裏面は35℃までしか上がらず、約80%のダニが生存していました。
そのため、夏の日中に天日干しにしたとしても布団の温度はそれほど上がらず、ダニを死滅させられないことが分かりました。
ダニ退治に効果を出すためには50〜60℃の高温状態にしなければなりません。しかし、天日干しではそこまでの高温にすることが難しいのです。
このため、ダニ予防としては天日干しは有効ですが、ダニを退治する方法としては適切とは言えないでしょう。
5.掃除機をかける
掃除機をかけることで、ダニのエサとなる人間のフケやアカを吸い取る事ができます。エサがなければ、ダニが繁殖することはできません。
そのため、定期的にエサとなる汚れを掃除機で吸い取ることは、日頃から布団のダニを予防する方法として効果的です。
掃除機にもいろいろな種類があって、中には布団用の掃除機ヘッドもあります。布団用のヘッドは、通常の掃除機ヘッドを使うよりも効果的に布団をきれいにすることができるので、ダニ予防におすすめです。
また、掃除機の性能にもよりますが布団の表面にあるアレル物質のダニの死骸や糞も、40%から70%吸い取ることができます。
そのため、定期的に掃除機をかけることでダニの繁殖予防だけでなく、ある程度はアレルギー発症を抑えることもできるでしょう。
ただし、生きているダニを掃除機で吸い取るのは非常に難しいため、あくまでも繁殖予防であると知っておきましょう。
掃除機に関する実験結果
生きているダニをどの程度掃除機で吸い取れるかの実験結果もあります。
実験結果:一般掃除機による布団内部の生きているダニ吸引可否検証
掃除機に関する実験結果として、布団表面の生きているダニを掃除機で捕獲できることが証明されています。
しかし、掃除機の種類にもよりますが、40〜75%程度しか吸引できず完全に退治することはできません。
また、布団の内部に生息しているダニの吸引捕獲率は1%以下だったため、表面ではなく布団内部にまで入り込んだダニを掃除機で吸引することはできないという結果もでています。
掃除機は、あくまでもダニの繁殖予防として使うのがおすすめです。
ダニのエサとなる物質を定期的に掃除機で取り除くことができれば、ダニが繁殖することもないでしょう。
愛する家族をダニから守る!布団に潜むダニの種類や効果的なダニ対策を知っておこう!
布団は毎日使うものですが、定期的にダニ対策をしていないと、あっという間にダニが繁殖してしまいます。
そのため、毎日布団の湿気を開放してできるだけ乾燥させ、ダニのエサとなる物質は定期的に取り除く、ダニの死骸や糞は定期的に掃除機などで除去するなど、対策を考える必要があります。
それでもダニが繁殖してしまった場合には、ダニを退治する必要があります。
ダニを退治する方法はいろいろありますが、日革研究所独自の「ダニ捕獲乾燥」技術を活用した「ダニ捕りロボ」がおすすめです。
ダニ捕りロボは、商品の内部にダニが好む匂いの誘引剤が仕込んであり、気になる場所に置くだけでダニをひきつけます。
匂いに誘われてマットに入ってきたダニは、誘引剤の中の「吸湿性セラミック」が付着することで体の水分が奪われ、退治できるという仕組みです。
薄くて場所も取らないうえに、ダニ捕りロボに使用されている誘引剤は化学性殺虫成分を一切使用せず、国内外の検査でも安全性が立証されているため、小さな子どもやペットのいる家庭でも安心して使用できます。
ぜひダニ対策にはダニ捕りロボを活用して、気軽で安全にダニを退治してください。