夏物の収納を始める「秋」。でも、その収納場所にダニが潜んでいるかも・・・。
洗濯やクリーニングで収納物自体にエサがなくても、その収納場所にハウスダスト等のエサがあればそこでダニが繁殖し、せっかく洗濯した衣類等がダニの死骸や糞などで汚れてしまう可能性があります。
しかし、本当に収納場所にダニが潜んでいるのでしょうか?
そこで、今回、日革研究所の製品モニター調査結果から、収納場所である「押入れ」「タンス/衣装ケース」「クローゼット」のダニの汚染実態を報告します。
1. 各収納場所の製品モニター調査
モニター調査の結果は以下の通りです。
「押入れ」に設置した検体数 | 289検体 |
「タンス/衣装ケース」に設置した検体数 | 339検体 |
「クローゼット」に設置した検体数 | 111検体 |
「押入れ」の最大捕獲匹数 | 4740匹 |
「タンス/衣装ケース」の最大捕獲匹数 | 2820匹 |
「クローゼット」の最大捕獲匹数 | 761匹 |
今回、「押入れ」と「タンス/衣装ケース」の最大捕獲匹数を示した検体のみ非常に多かったので、その検体のみ除いて『平均捕獲匹数』を算出し、 「押入れ」の平均捕獲匹数を『1.00』とした時の比を示した結果が下記となります。
[ 平均捕獲匹数の比較 ]
押入れ : タンス/衣装ケース : クローゼット = 1.00 : 0.55 : 0.76
今回の調査結果からは、最もダニが多い収納場所は「押入れ」であることがわかりました。
2. 押入れのダニ対策とは
今回、クローゼットと比較して押入れのほうが多くなった要因としては、「押入れ」には一般的にダニが多いとされる布団を収納しているためではないかと考えられます。
例えば、ダニが繁殖した布団をそのまま収納することで、布団からダニが移動して押入れにも広がっていく・・・。
十分に考えられそうな話です。
押入れのダニ対策として重要なことは、布団のようなダニが繁殖している収納物の対策と押入れ自体の対策をすることです。
押入れは「収納場所」であるため、色々なものが収納されます。その一つ一つにダニが繁殖する可能性がありますが、その中でも、ダニが隠れられる場所があり、
人の皮膚剥離物やホコリなどのダニのエサとなるものが多く存在しそうな「布団」や「座布団」などは十分に気をつけるべきです。
そのため、収納時に布団を『布団用圧縮袋』に入れて保管するのは効果的な方法の一つでしょう。もし、布団や座布団で生きたダニが繁殖していても、
ダニが布団から外に出て押入れに拡散することを防ぐことができます。また、圧縮されてコンパクトになるので収納にも便利です。
さらに、日頃の対策でダニを限りなく減らしておくということも、結果的に押入れでダニが繁殖するのを防ぐことにつながります。
その他にも、押入れ自身の対策として『水拭き(ハウスダストの除去)』や『換気(湿度の低下)』を行い、ダニが繁殖しにくい環境を作ることを心がけましょう。
より詳細な内容は過去の記事で紹介しています。
併せて、「ダニ捕りロボ」や「ダニ捕りマット」を使用することで、人が見えない・気がつかない場所の生きたダニの対策を徹底することをオススメします。
3. タンスやクローゼットのダニ対策は?
「タンス」や「衣装ケース」における主な対策場所は「引き出し」になります。
そのため、基本的な対策としては、押入れと同様に「水拭きと乾燥(環境整備)」となります。これらを頻繁にするのは大変ですので、服の入れ替え(衣替え)の時期に合わせてすると良いでしょう。
また、頻繁に対策できないことを考慮して、特に大事な衣類を収納している引き出しの対策には「ダニ捕りロボ プチ」を活用ください。
一方、「クローゼット」は、小型のものからウォークインクローゼットのように大型のものまであります。
では、その効果的な対策とは何でしょうか?
フローリングと繋がっていれば、ハウスダストが溜まりやすいので、掃除機がけでエサとなるハウスダストの除去が効果的です。
あまり話題にはなりませんが、ハウスダストから「ホコリダニ」という種類のダニが検出されることがあります。ホコリダニはチリダニと比較して、
その量は少ないものの、室内で検出されるダニの数では2番目に多い種類です。*1
「ホコリダニ」については、まだ分かっていないことが多く、今後の研究に期待されますが、掃除機がけでハウスダストを除去して、同時に対策してしまいましょう。
ただ、押入れと同様、衣装ケースを置かれる方も多く、こまめに掃除機がけするのか困難なこともあります。
そのような場合は、「ダニ捕りロボ」や「ダニ捕りマット」を見えないスペースに置いて、ダニ対策にご活用ください。
*1 高岡正敏, et al. 仙台市の一般住宅における室内塵中のダニ類の調査. 耳鼻と臨床, 2003, 49. 4Supplement2: S113-S122.
4. まとめ
- 収納場所でのダニ捕獲匹数が多かったのは「押入れ」
- 押入れのダニ対策に大事なことは「ダニ汚染している収納物の対策と押入れ自身の対策」
・圧縮袋を使ったダニの封じ込め
・水拭きと乾燥で衛生的な環境づくりを目指す
・見えない/気がつかない場所にはダニ対策商品などを活用 - 「タンス」や「衣装ケース」の対策は「引き出し」の対策
・水拭きと乾燥で衛生的な環境づくりを目指す
・見えない/気がつかない場所にはダニ対策商品などを活用 - 「クローゼット」の対策はハウスダストの対策
・掃除機がけでチリダニやホコリダニの餌となるハウスダストを除去する
・行き届かない場所にはダニ対策商品などを活用する
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