実験目的
ダニ捕りロボとダニ捕りマットがどれだけダニを捕獲できるか(ダニ捕獲容量)を検証する。
実験手順
調査した製品:ダニ捕りロボ レギュラーサイズ 誘引マット 、ダニ捕りマット 大サイズ
調査に用いたダニ種:ヤケヒョウヒダニ
⑴ プラスチック容器にダニ飼育試料を入れた後、約50000匹のヤケヒョウヒダニを播種し、その容器に被せるように各商品を設置した。
⑵ ヤケヒョウヒダニが枯渇しないように、必要に応じて、ヤケヒョウヒダニを追加播種した。
⑶ 3ヶ月経過後、誘引剤と生地部分のダニを洗い出しし、ホワイトガソリン浮遊法にてダニを分離後、光学顕微鏡でダニ数を計測した。
実験結果
[ ダニ捕りロボのダニ捕獲匹数 ]
試験に使用した誘引マットの生地部分および誘引剤に捕獲されたダニ数を計測した結果、 ダニ捕りロボレギュラーサイズのダニ捕獲数は「2,823,375匹(実験値)」となった。
また、レギュラーサイズと比較して、ラージサイズは面積比として約2.1倍あるため、 ダニ捕りロボラージサイズは「5,962,968匹(理論値)」のダニを捕獲できると算出された。
[ ダニ捕りマットのダニ捕獲匹数 ]
試験に使用したダニ捕りマットの生地部分および誘引剤に捕獲されたダニ数を計測した結果、 ダニ捕りロボ大サイズのダニ捕獲数は「6,939,625匹(実験値)」となった。
また、また、大サイズと比較して、小サイズは面積比として約2.1倍小さいため、 ダニ捕りマット小サイズは「3,315,793匹(理論値)」のダニを捕獲できると算出された。
しかしながら、ダニを供試するプラスチック容器のサイズがダニ捕りマット大サイズよりも非常に小さく、 プラスチック容器とダニ捕りマットの接触部分からその内側にほとんどのダニが捕獲されており、 実際にプラスチック容器からはみ出た部分のダニ捕獲量はその内側の捕獲量と比較して4分の1と少なかった。
以上のことから、確実にダニ捕りマットに関しては今回の数値以上のダニを捕獲できると予想された。
まとめ
今回の検証の結果、各製品のダニ捕獲容量は以下のようになった。
この結果より、すべての製品で300万匹程度のダニを捕獲できた。また、一部の製品に関しては、 より多くのダニを捕獲できる可能性が非常に高いことも判明した。