ダニが多い場所として「布団」と「カーペット」がよく挙げられます。

「布団」においては、人の皮膚剥離物がエサとなり、 人の体温や寝汗で繁殖のための温度と湿度が整っています。 さらに、布団というもぐりこめる場所があるため、ダニが多い場所として注意が必要です。

同様に、「カーペット」ハウスダストや食べこぼしがエサとなり、 人の体温や床面との密着状態によって湿気が発生するので繁殖のための温度と湿度が補完されます。 加えて、ダニが潜り込めるカーペットの繊維や素材が、ダニが多い要因となっています。

このようにダニが多い環境である「布団」と「カーペット」。一体どちらにダニが多いのでしょうか?

もちろん、ご家庭の環境やライフスタイルで異なるのですが、ダニを目で観察することができる画期的な商品「ダニ目視キット」を使ったダニ調査を実施し、 「布団」と「カーペット」のどちらにダニが多かったのか、そしてダニが多かった場所のオススメのダニ対策についてお伝えします。

布団とカーペット・・・ダニが多かったのは!?

布団とカーペット-01-01

調査概要は以下の通りです。

日革研究所「ダニ目視キット」を用いた製品モニター調査
調査世帯 10世帯
設置場所 布団とカーペット(同一家屋内)
布団の平均ダニ捕獲匹数 45.0±21.5匹
カーペットの平均ダニ捕獲匹数 92.1±31.8匹

布団の方がカーペットよりも捕獲匹数が多かった家庭 :2世帯
カーペットの方が布団よりも捕獲匹数が多かった家庭 :7世帯
*1家庭のみ、カーペットと布団のダニ捕獲匹数が同じ

この調査結果では、「カーペット」の方がダニが多いという結果になりました。

「カーペット」の効果的な対策とは?

布団とカーペット-02-01

では、「カーペット」でできる効果的なダニ対策とは何でしょう?

ダニ対策の基本は、「温度コントロール(高温にする)」「湿度コントロール(乾燥する)」「エサをなくす」です。

効果的に温度や湿度をコントロールする方法の一つが洗濯乾燥機です。 しかし、あらかじめ洗濯乾燥できるカーペットを購入しているとよいのですが、大きさや素材によっては洗濯乾燥機での対策は難しく、ソファなどの大きな家財を設置しているとさらにその対策は大変になります。

「掃除機掛け」。 掃除機の性能にもよりますが、丁寧に掃除機がけすることで、ダニのフンや死骸などの「アレル物質」や「ダニのエサ」を50%取り除くことができます。

でも、掃除機がけで生きたダニは取り除くことはできないため、 生きているダニから発生するアレル物質を取り除きつつ、エサをなくすことで緩やかにダニをいなくする対策方法になります。 掃除機がけする頻度によりますが、一般的に生きたダニに対して効果が出るまでに数週間から数ヶ月かかります。

そのため、掃除機掛けだけに頼るのではなく、お部屋全体の換気なども組み合わせて出来る限りダニが繁殖しにくい環境を作ることが大切です。

「布団」のダニ対策は?

布団とカーペット-02-02

今回の調査では「布団」の方がダニの数が少なくなりました。では、布団のダニ対策はしなくてもいいのでしょうか?決してそんなことはありません。

ダニ対策で肝心なことは、お家全体をダニが少ない環境にすることです。

ダニは人の活動を通して別の場所に移動します。 つまり、一箇所だけダニ対策しても、そのほかの場所で繁殖したダニが人を媒介して他の場所に拡散するのです。 そのため、「布団」「カーペット」「ソファ」といったダニが多い場所は合わせて対策することが大切なのです。

でも、場所は違えど、ダニの対策方法は大きく異なりません。
どのような場所でも実施できる「掃除機がけ」
部屋全体の湿気を解放できる「換気」
ダニ退治効果の高い「洗濯乾燥機(制限あり)」

こうしたダニ対策を組み合わせて、ダニが少ないお家づくりを目指しましょう!

【番外篇】意外と少ない?お布団の掃除機掛け

布団とカーペット-03-01

製品モニター調査のアンケートを通して、布団を掃除機掛けしている人数やその頻度について非常に少なく感じました。
中には、お部屋は毎日掃除機がけしていても、布団の掃除機掛けは全くしない方もいらっしゃいました。

お布団の掃除機掛けについて
掃除頻度 月平均1.9回
(内訳:月に1度も掃除機掛けをしないご家庭 5件)

少し前に布団用掃除機が話題になったこともあり、今回の結果は少し驚きました。 でも、洗濯乾燥しづらい布団においては、アレル物質やダニのエサを取り除ける掃除機がけは有効な手段です。

そして、生きたダニの対策には「ダニ捕りロボ」や「ダニ捕りマット」!
ぜひ、これらの対策を組合わせて、ダニストレスフリーな環境づくりを目指してください。

まとめ

  • 2019年夏 ダニが多いのは布団?カーペット?
    ・今回の調査ではカーペットの方がダニが多かった
  • 「温度(高温)」「湿度(乾燥)」「餌(をなくす)」をどうコントロールするかが重要
  • 掃除機掛けのみで完全なダニ対策は難しく、他の方法と組み合わせた対策が重要
  • 布団を掃除機掛けしている人数やその頻度について非常に少ない

ツメダニやチリダニを直接退治できる「ダニ捕りロボ」はこちら!

商品ラインナップ

ダニ捕りロボ
~交換タイプ~

お部屋の個別スペースに最適

ダニ捕りマット
~使い捨てタイプ~

大切な家族がくつろぐ場所に最適