アレルギー性鼻炎に、「通年生」と「季節性」があることをご存知ですか?

「季節性」のアレルギー性鼻炎で代表的なものは「花粉症」です。
特に有名なのは「スギ」と「ヒノキ」です。花粉症は開花時期と密接に関係し、「スギ」は1〜5月の間、「ヒノキ」は2〜6月の間で特に症状に悩まされます。

一方で、季節に関係なく発症するものが「通年性」のアレルギー性鼻炎となります。

そこで、今回はチリダニが深く関係している通年性のアレルギーについてお伝えいたします。

1. 「通年生アレルギー鼻炎」とは?

通年性のアレルギー鼻炎について01

季節性アレルギー鼻炎と異なり、「通年性アレルギー鼻炎」は季節に関係なくいつでも起こる鼻炎です。 そして、主な原因は「ダニ(主にチリダニ)」や「カビ」が挙げられます。いわゆる「ハウスダスト」です。その他、「ペットの毛」なども知られています。

ただし、「ダニ」や「カビ」が旬な時期は「夏」です。 そのため、「季節性」では?、と考える方もいっらしゃるかと思いますが、条件が揃えば冬でも「ダニ」や「カビ」が増えることがあります。

ちなみに、「季節性」と「通年性」でその症状に大きな違いはありません。 どちらも、ハウスダストや花粉といった抗原(アレルゲン)に対し抗原特異的IgEを介して生じるI型のアレルギー性疾患(反応)となります。

医学/薬学の発展で今では様々な治療薬がドラッグストア等でも見られますが、アレルギー性鼻炎は依然として増加傾向にあることが報告されています。 ダニやカビ由来の「通年性」よりも、スギ花粉による花粉症(季節性)の方が罹患率が高いものの、どちらも1998年から2008年にかけて5〜10%ほど罹患率が増加しています。

そのため、今後はアレルギー性疾患にならないための「予防医学」の発達に期待されますが、では、「通年性」アレルギー鼻炎にならないようにするには、どうすればいいのでしょうか?

2. 「チリダニ」と「カビ」による通年性アレルギー鼻炎にならないためには・・・

通年性のアレルギー鼻炎について02

「鼻炎」だけでなく「気管支炎」や「結膜炎」などのアレルギー性疾患にならないようにするには、その抗原(アレルゲン)と接触しないようにすることが重要です。 つまり、ダニにおいては「その糞や死骸」がアレルゲン、カビにおいては「カビ本体(微小なため)」がアレルゲンとなり、これらのアレルゲンと接触しないことが重要です。

さらに、その発生源となる「ダニ本体」と「カビ本体」が増えないようにすることも非常に重要です。 アレルゲンを除去したとしても、その生産元が残っていると、そのアレルゲンが再び増え始めるためです。

偶然にも、「ダニ」も「カビ」も増える条件がよく似ており、両者とも「高湿度」と「高温度」を好みます。

一方、「ダニ」と「カビ」の違いとして、「問題になる場所(増える場所)」が挙げられます。

「チリダニ」は主に「寝具類」「絨毯/カーペット」で、「カビ」はエアコン等の「空調設備」で増えて問題となります。 そのため、重要となる共通因子「湿度」を制御し、「チリダニ」「カビ」を過剰に増えなくすることが大事です。

カビにおいては、近年、使用後に内部を乾燥させる機能のついたエアコンが増えてきました。 カビの増殖を遅らせる機能ではあるものの、定期的なエアコンクリーニングでカビを物理的に除去するのは非常に効果的です。

一方、チリダニが増える寝具類では、寝室の空気を入れ替えたり、掛け布団を掛けっぱなしにしないようにしたり、溜まった湿気を開放するようにしましょう。 積極的なダニ退治効果はないものの、増殖を遅らせることができます。その他、掃除機がけでエサをなくすことも対策の一つとなります。

ただし、これらのチリダニ対策では効果的にダニを除去できるわけではありません。 例えば、週に5回掃除機がけをして、ようやく1ヶ月後に徐々にダニ数やアレルゲン量が下がってくるという報告もあります。

効果的なダニ対策を行うために、複数の対策を組み合わせることをおすすめします。

掃除機掛け等でダニのエサやアレルゲンの除去し、置くだけ簡単の「ダニ捕りロボ・ダニ捕りマット」で生きたダニを退治してみてはいかがでしょうか。

3. どっちが多い?「ダニ対策」vs「カビ対策」

通年性のアレルギー鼻炎について03

市場に出ている商品数として、圧倒的に「カビ対策商品」の方が多いため、「カビ対策」をされている方が多いのではないでしょうか。

でも、ダニの大きさは0.4mm程度、カビの大きさは0.01mm程度と40倍程度カビの方が小さいのに、なぜ、「ダニ対策」より「カビ対策」の方が多いのでしょうか?
恐らく、カビはコロニー形成(集団化)して視覚的(色調)に目につきやすく、また、色(カビやカビ)が明確であるため、カビ(による問題)を認識することが一番の理由ではないでしょうか。

言い換えると、ダニはカビよりも大きいにも関わらず、繊維素材やハウスダストと同系色のため肉眼では確認できないことが現状の課題です。

その問題を解決したのが、日革研究所が期間限定で販売している「ダニ目視キット」。普段見えないはずのダニを見ることでができる画期的な製品です。是非、「ダニ目視キット」でご自宅のどこにダニがいるのかを確認して、ダニがいた場所を徹底的に「ダニ捕りロボ」と「ダニ捕りマット」でダニを退治してください!


【この記事で参考にした文献や書籍】
・厚生労働省 平成22年度 リウマチ・アレルギー相談員養成研修会テキスト
・小峰裕己. ダニ カビ完全対策ダニ カビ完全対策, 2007.

4. まとめ

  • 「通年性」アレルギー性鼻炎は「ダニ」や「カビ」が原因。
  • 「通年性」「季節性」どちらのアレルギー性鼻炎も年々増加傾向。
  • アレルギー性疾患にならないようにするには、その抗原(アレルゲン)と接触しないようにする。
  • さらに、重要となる共通因子「湿度」を制御し、「チリダニ」「カビ」を過剰に増えなくする。

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