「ダニ捕りマット」「ダニ捕りロボ」を開発/販売して約20年の歳月が流れようとしています。

「20年」という歳月は、日革研究所がダニ対策を追求した年月であり、家庭のダニを捕り続けた年月になります。

この記事では、初心に戻り、「ダニ捕りマット」や「ダニ捕りロボ」に関して、ご愛用者様やご購入者様よりよくいただく質問にお答えいたします。

どのダニ誘引捕獲商品を購入したらいいのかお悩みの方、これからダニ対策を考えている方などもこの記事を通して「ダニ捕りマット」や「ダニ捕りロボ」をより知っていただければと思います。

Q1.「ダニ捕りマット」「ダニ捕りロボ」と他の商品との違いは?

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ダニ対策商品「ダニ捕りマット」と「ダニ捕りロボ」の共通した特徴が、安全な食品添加物や食品香料などの香りでダニを誘き寄せ、 吸湿性セラミックによって生きたダニを乾燥ミイラ化して退治する「捕獲乾燥型」商品です。

ダニを誘引して捕獲するダニ対策商品の中では、「捕獲乾燥型」はダニ捕りロボとダニ捕りマットだけです(2020年7月現在 自社調べ)。 一方、他の商品はダニを誘引して粘着部分で捕獲する「粘着捕獲型」になります。

ただ、粘着捕獲型商品の欠点として、ダニは非常に軽く、また、一部の商品では粘着部分に香料粉末をくっつけていることで粘着性能が低くなり、ダニを捕獲できないことがあります。 また、ダニをその場に止める性能のため、ダニの活動が低下するまで比較的長い時間が必要で、その間にダニの糞や卵が排出されることがあります。

ダニ捕りマットやダニ捕りロボは、内部に入った生きたダニを数時間で乾燥ミイラ化して退治するため、主なダニアレルゲンであるダニの糞がマット内部で蓄積することもなく、 残った死骸も飛散しないことが魅力です。

Q2.「ダニ捕りマット」と「ダニ捕りロボ」の違いは?

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日革研究所の歴史として、最初に発売したのは「ダニ捕りマット(2001年)」。その後、「ダニ捕りロボ(2004年)」を発売しました。

最も大きな違いは、ダニ捕りマットは「使い捨て式」ダニ捕りロボは「詰め替え式」になります (ダニ捕りロボ プチのみ「使い捨て式」)。 そのため、詰め替え式のダニ捕りロボは、初回購入時は「外側ケース」をついた商品をご購入ください。

また、ダニ対策できる範囲が製品ごとに異なります。効果範囲について、広い順に

1. ダニ捕りマット 大
2. ダニ捕りロボ L(ラージサイズ) ≒ ダニ捕りマット 小
3. ダニ捕りロボ R(レギュラーサイズ)

となります。(最も効果範囲が広いのが「ダニ捕りマット 大」です)

効果範囲がよく似た「ダニ捕りロボ L」と「ダニ捕りマット 小」で価格を比較した場合、ダニ捕りロボは初回のみ外側ケースの付いた商品を購入する必要があります。 そのため、初回購入に関しては「ダニ捕りマット 小」の方が安価に購入できますが、 2回目以降は誘引マットのみの購入となる「ダニ捕りロボ L」の方が安価に購入できます。

その他、「ダニ捕りロボ P(プチサイズ)」「ダニ捕りロボHD」というダニ対策商品があります。

「ダニ捕りロボ P」はサイズが小さい商品で、小物や狭い環境のダニ対策に適した商品です。 また、「ロボ」の冠名ながら、この商品のみ使い捨て式です。
「ダニ捕りロボHD」の「HD」は「ハードケース」の省略で、より高い強度のケースを使用している商品です。 形崩れしてしまう場所(特に横から圧力がかかるような場所)のダニ対策に適しており、詰め替え式の商品となります。

商品を購入の際は、「使い捨て式」「詰め替え式」の違いや「効果範囲」の違い、そして、ご自宅の対策したい場所に適した商品を考慮して検討ください。

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お勧めの「商品検討方法」
1. 対策したい場所の広さや大きさと数
2. 「使い捨て式」→ ダニ捕りマット × 1.による大きさと個数
「詰め替え式」→ ダニ捕りロボ  × 1.による大きさと個数
3. 狭い空間や形崩れするほどの場所を対策したい?
(ダニ捕りロボPやダニ捕りロボHDの検討)
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Q3.なぜ、ダニ対策が必要なのですか?その原因となるダニに対して効果があるのですか?

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屋内に潜むダニによってもたらされる主な健康被害が、「アレルギー性疾患」と「ダニ刺され」です。

[アレルギー性疾患]
「喘息(小児喘息)」や「アトピー性皮膚炎」、「通年性アレルギー性鼻炎/結膜炎」があります。 特に、小児喘息をもつ患者の約7割はダニ由来のアレルゲンに対して陽性反応を示すため、小児喘息においてはダニが主なアレルゲンの1つとされています。 少し特殊なアレルギー性疾患として「ダニ経口アナフィラキシーショック」があり、 ダニが繁殖したお好み焼き粉で調理したお好み焼きを食べることで起こります。

こうしたダニアレルギーの主な原因は「チリダニ(ヒョウヒダニ)」で、屋内に潜むダニの80〜90%を占めます。

[ ダニ刺され ]
「ツメダニ」が原因で起こるのが「ツメダニ刺咬症」です。 ツメダニは屋内に潜むダニの数%程度で、積極的に人を刺しませんが、畳1m2に1匹いるとダニ刺され被害が起こるとされています。

こうした「ダニアレルギー」や「ダニ刺され」などの健康被害の軽減や予防のために、屋内ダニの対策がとても大切なのです。

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つまり、家屋環境で問題となる屋内ダニは「チリダニ」と「ツメダニ」です。

ダニ捕りマットとダニ捕りロボは、その「チリダニ」と「ツメダニ」の対策を目的として開発し、2001年から発売している商品です。

「チリダニ」「ツメダニ」に対しては直接誘引捕獲し、設置場所のダニを乾燥退治します。
また、ツメダニにおいては、チリダニをエサとして繁殖します。そのため、チリダニを退治することで、ツメダニの餌がなくなり、間接的にもツメダニ対策に貢献しています。

一方で、もともとは屋外に生息し、人や動物を介して屋内に侵入する迷入種(マダニ、トリサシダニ、イエダニなど)には効果がありません。 また、疥癬の原因であるヒゼンダニや、ペットで問題となるニキビダニなど皮膚に長期間寄生するダニに対しても効果がありません。

そのため、「ダニ捕りマット」「ダニ捕りロボ」は、健康被害をもたらす「チリダニ」や「ツメダニ」の対策としてご使用ください。

Q4.「ダニ捕りマット」と「ダニ捕りロボ」の使い方とお勧めの設置場所は?また、お布団のどこに設置すればいいの?

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ダニ捕りロボは詰め替え式のため、設置前に誘引マットを外側ケース(ソフトケースもしくはハードケース)に入れる必要がありますが(プチを除く)、 いずれの商品ともダニが気になる場所に置くだけと非常に簡単です。

オススメの設置場所は、「お布団」「じゅうたん/カーペット/畳」「布製ソファ」です。
この3つはダニが非常に繁殖しやすい場所で、また人がその場所に滞在する機会が多いため、ダニ対策が最も必要な場所です。 また、この繁殖場所を拠点として、人の活動を通してダニは屋内のいろいろな場所に移っていきます。

そのため、「お布団」「じゅうたん/カーペット/畳」「布製ソファ」からダニ対策を始めるようにお勧めしています。

その他、収納場所(押入れやタンスなど)や鞄、ペットの居住周り(犬用のクッションベッドなど)でもダニがよく見られます。

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お布団(寝具)において、ダニが最も多い場所は「敷布団」になります。
「敷布団」はダニの餌となる人のアカやフケが溜まりやすいだけでなく、掛布団に覆われるため湿度も溜まりやすい場所です。

そのため、肌に最も近いシーツ生地や敷パッドの下に設置してください。
具体的には、
敷布団にシーツを掛けている方は、「身体 – シーツ – 商品 – 敷布団」の順に、
敷布団に敷パッドを掛けている方は、「身体 – 敷パッド – 商品 – 敷布団」の順に、
敷布団に敷パッドとシーツを掛けている方は、「身体 – シーツ – 商品 – 敷パッド – 敷布団」、
もしくは「身体 – 敷パッド – 商品 -シーツ – 敷布団」の順になるように設置ください。

Q5.より効果的な使い方がありますか?(複数個設置、他のダニ対策商品との併用など)

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1.複数個設置したら効果が倍増するのですか?

効果が2倍3倍と上がるわけではありませんが、同じ場所に複数個設置いただく事で、商品とダニとの距離が短くなるため、 1個設置した場合より効率よくダニを捕獲することができます。
2個以上設置する際は、設置場所に対して等間隔になるよう設置ください。

2.他のダニ対策商品との併用できますか?

「ダニ捕りマット」「ダニ捕りロボ」はダニを誘き寄せて乾燥退治する商品となります。
そのため、殺虫剤やダニ忌避スプレーなどの商品はダニが逃げる効果を持つため、基本的に効果が相反します。 そのため、「ダニ捕りマット」「ダニ捕りロボ」の設置場所やその周辺に忌避/殺虫スプレーご使用された際は 「ダニ捕りマット」「ダニ捕りロボ」の通常の効果を発揮できないことがあることをご理解ください (特に「ダニ捕りマット」「ダニ捕りロボ」に殺虫成分や忌避成分が直接かけないでください)。

高密度繊維の防ダニシーツは、シーツより内部にダニが侵入しないとされています。
そのため、防ダニシーツを使う前からお布団にいるダニを対策する場合はシーツ内側に、防ダニシーツを使った後の表面にいるダニを対策する場合はシーツ外側に設置ください。

Q6.[ダニ捕りロボ限定] ソフトケースに入れて使用しないといけないのですか?

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お布団では寝返りをうったり、ソファでは座ったりすることで、ダニ捕りロボに強い圧力がかかることがあります。

中身の誘引マットは不織布で作られているためこうした強い力によって変形してしまい、中の誘引剤が微粒子でもあることから、 ソフトケースなしでご使用いただくと激しい「粉漏れ」が懸念されます。

そうした変形などによる「粉漏れ」を最小限にするためにも、ソフトケースをご利用ください。