ダニ対策といえば「掃除機掛け」や「天日干し」。
でも、「洗濯」にもダニ対策効果があることはご存知ですか?

どのダニ対策も得意・苦手があり、その内容を理解してダニ対策することがとても大切です。
では、「洗濯」にはどのようなダニ対策効果が見込まれるのでしょうか?

私たちは以下のように考えています。

洗濯のメリット :ダニのフンや死骸などのアレルゲン物質の除去対策
洗濯のデメリット:洗濯機に入るものしかダニ対策ができない

今回は、これらのメリット・デメリットについてお伝えしていきます。

1. 洗濯によるダニ対策効果とは⁉

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そもそも洗濯とは、「衣類などの繊維製品の汚れを落とすこと」です。
そのため、汚れを落とすために界面活性剤などを含む洗剤を使用しています。

この「水」×「洗剤」が重要なダニ対策ポイントです。

実は「洗濯」に最も期待されるダニ対策効果は「ダニアレルゲンの除去」です。
特に水に溶ける性質を持つ「ダニのフン」に対する対策効果は高く、約90%も除去効果が見込まれます。
(洗剤に含まれる界面活性剤などの成分は、ダニアレルゲンをより水に溶けやすくする作用があります)

ダニの生涯を通して、死骸由来のアレルゲンよりもフン由来のアレルゲンの方が発生量が高く、また、フンの方が非常に小さく、 乾燥によりさらに小さくなるため、舞い上がりやすい特徴があります。

そのため、特にダニアレルギーにおいてはダニのフンの対策が重要で、そのアレルゲン対策として非常に効果が高い方法の一つです。

また、ダニのエサとなる食べかすやホコリ、微生物を除去することもでき、生きたダニが繁殖しにくい環境づくりができます。

そして、洗濯は普段のお掃除の一環で行うため、ライフスタイルを大きく崩さずにダニ対策が実施できることもメリットの一つです。

2. ダニ対策として「洗濯で出来ない」ことは!?

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一方で、「洗濯」によるダニ対策、何ができないのでしょうか?

一つは、洗濯機に入るものしかダニ対策できません。

つまり、家庭用の洗濯機では、ダニが多いお布団やじゅうたんといった少し大きめの家財が入らないことです。

もう一つは、ダニはなかなか溺死しません。
以前、実験で水中に24時間生きたダニを浸漬しておいても、完全にダニが死ぬことはありませんでした。

さらに、ダニが逃亡できないメッシュ生地にダニと綿(わた)をくるんで、一般的な洗濯機の自動モードで洗濯し、ダニの生死を確認しましたが、60%以上のダニは生きていました。

また、溺死以外にも、水流の動き次第で生きたダニが除去されるかもしれませんが、ダニの死骸でも40%程度の除去率(布団での数値)のため、 繊維にしがみついてしまう生きたダニに関してはもう少し低い数値になると予想されます。

そのため、ダニ対策としての洗濯として、以下の点に注意しましょう。

・大きなものは洗濯できない(洗濯容量に依存)
・生きたダニに対する効果が少し低い


ただ、最近の洗濯機は乾燥機能や、庫内温度が50℃以上に上がる「ダニ駆除モード」が搭載された洗濯機があります。 各種機能に向かない繊維製品もあるので、利用する際は繊維製品の仕様と洗濯機の取扱説明書を必ず確認しましょう。

3. 洗濯によるダニ対策のポイント

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フン由来のダニアレルゲンはダニアレルギーの主な原因となる物質で、微粒子化しやすい特徴があります。

その微粒子化したアレルゲンが、子供やペットが室内で走ったり遊んだりすると、その動きで空気中に舞い上がってしまい、口や鼻、目などに侵入/接触することで、ダニアレルギーが進行します。

そのため、フン由来のダニアレルゲンの対策は大切です。

そして、このフン由来のダニアレルゲンは水に溶けやすく、その性質を利用したダニ対策が「洗濯」です。

一般的なダニ対策の代表格でもある掃除機掛けでも、ここまでの除去効果は見込まれません。また、乾燥機能を利用することで、生きたダニの対策も可能です。

ただし、洗濯機の庫内の大きさ、つまり洗濯容量による制限が最も大きな課題です。
ダニの数が多いのがお布団やじゅうたん。
ダニ対策が必要とされるものの、その多くが洗濯機には入らないのではないでしょうか。

そのため、ソファなどのクッションや小型のラグ、ぬいぐるみなど洗濯機に入るもので、 洗濯や乾燥が可能なものは洗濯乾燥機によるダニ対策もお勧めです。

でも、「洗濯できないもの」や「洗濯したくないもの」があったりします。
そんな時は、是非、「ダニ捕りロボ」「ダニ捕りマット」を使ってダニ対策してください。洗濯機には入りきらないお布団やじゅうたんのダニ対策にも活躍できます。

4. まとめ

  • 洗濯で期待されるダニ対策効果
    ・ダニアレルゲンを除去する(特にダニのフン)
    ・ダニが繁殖しにくい環境づくり(ダニのエサの除去)
  • ダニ対策として洗濯が苦手な内容
    ・大きなものを洗濯できない(庫内容量に依存)
    ・生きたダニに対してはアレルゲンほどの対策効果が見込まれない